「コールドプレスジュース」を知らない人のほうが多いと思いますが、
ファスティング中の飲み物として人気で海外では健康志向のジュースとして注目されています。
本記事ではコールドプレスジュースの作り方や効果など詳しく解説!
オススメのレシピも公開しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
コールドプレスジュースってなに?酵素ドリンクとどんな違いがあるの?
ファスティング中は固形物を食べることが出来ません。
その分多くの水分を摂って老廃物を排出させる必要があるのですが、ただのお水だけでは好転反応が酷くなり、ただただ辛いファスティングになってしまいます。
そこで、必要な栄養素と食物酵素を補給するのにおすすめなのが「コールドプレスジュース」です。
一般的なジュースやスムージーとはどんな違いがあるのか?
コールドプレスジュースは、低速圧搾する低速ジューサーを用いて「コールドプレス製法」で作られた、100%フレッシュな野菜・フルーツジュースを指します。
ポイントは「低速圧搾」です。
食物酵素は熱に弱い
酵素は熱に弱く、耐えることが出来る温度は、約40~70℃ぐらいといわれています。
そのため、一般的な高速で回転するジューサーでは熱を持ち酵素を十分に残すことが出来ない可能性があります。
低速圧搾とは?
高速ジューサーとは異なり、一分間に75~160回転という低速回転・粉砕・圧縮製法の低速ジューサー(コールドプレスジューサー)です。
すり潰し強い圧力で搾汁することで、熱の発生が少なく、栄養素の破壊を最小限に抑えたフレッシュジュースを作る事ができます。
イメージ的には石臼のように材料をすり潰し、強い圧力で搾汁する感じ。
コールドプレスジュースのメリット
コールドプレスジュースのメリットはこちら
・デトックス、アンチエイジング効果がある
・ファスティング中の空腹を和らげる
・色んなバリエーションで味変が出来る
・酵素ドリンクよりも安く、継続しやすい
効率よく野菜やフルーツの栄養を補給出来る
コールドプレスジュースは素材を圧搾するのでコップ1杯で約350g〜1kgの野菜が摂取できます。
皮や種の栄養素も摂れるので、他のファスティングドリンクに比べて群を抜いています。
サラダなどでは到底食べることができない量の野菜を摂取することができるのが一番のメリットです。
また、人参をメインに用いたジュースはガン治療にも用いられるほどです。
デトックス、アンチエイジング効果がある
ファスティングは解毒(デトックス)を促しますが、酵素を効率良く摂取することでデトックスを促します。
つまり、むくみや老廃物を排泄しながら健康的にダイエットができますね。
またファイトケミカルやビタミンミネラルなどその豊富な栄養素により、アンチエイジング効果も期待できます。
ファスティング中の空腹を和らげる
「ファスティング=断食」を想像するほど、ファスティング初日は空腹で辛いことがあります。
コールドプレスジュースは一日約2Lほどを摂取しながら進める為、空腹を感じにくくなります。
好きなフルーツを入れることで味も美味しくなるので「今日はどれを入れようかな?」と楽しくファスティングを続けることができます。
色んなバリエーションで味変が出来る
野菜やフルーツの制限が無いので、毎回味を変更することで飽きを無くすことができます。
こういった小さなことがファスティング成功のきっかけになるので大切です。
酵素ドリンクよりも安く、継続しやすい
市販の酵素ドリンクは2,000円から30,000円と価格に幅があります。
価格の高い酵素ドリンクよりも、小さく始めることが出来るので半日ファスティングや1日ファスティングなどで取り入れやすいです。
ファスティングは1回のみではなく、何度かに分けて継続することで効果が出やすくなるので継続出来る方法を選ぶのが大切です。
コールドプレスジュースのデメリット
コールドプレスジュースのデメリットはこちら
・新鮮な野菜、フルーツ選びが必要
・酵素ドリンクに比べて手間が掛かる
コールドプレスジューサーの購入が必要
コールドプレスジューサーを購入するのが必須になります。
安い物だと7,000円位で購入できますが、それでも痛い出費です。
健康やダイエットへの投資と考えれば、3カ月ほどで元は取れると思いますが自分の利用用途に合わせて購入を検討してみてください。
新鮮な野菜、フルーツ選びが必要
ジュースにするので水分が多く瑞々しい新鮮な野菜や果物がベストです。
また農薬や化学肥料などの残留農薬の危険があるので、本当に安全で良い素材を探すとなると手間が掛かります。
スーパーで買った野菜や果物でもしっかり水洗いして使いましょう。洗い方は後述します。
酵素ドリンクに比べて手間が掛かる
市販の酵素ドリンクはお水と混ぜれば終わりですが、それと比べると素材の用意、圧搾と多少の手間が掛かります。
時間にすると素材の用意に数分、圧搾で5分ほど、容器へ移し替えなど保存するのに5分。
朝の忙しい時間にその数分も惜しい方にはデメリットになるでしょう。
素材の選び方
先述しましたが、素材は新鮮で瑞々しいものを選びましょう。
スーパーに並んでいるものであればほとんどが新鮮だと思いますが、ハリがあり色が鮮やかなものを選んでみて下さい。
もし無農薬や有機栽培にこだわるなら、家庭菜園をするか農協の市場をなどで無農薬で栽培された野菜を探すのもおすすめです。
ただし都会ではなかなか農協が近くに無いと思います。
そういった場合は、近くにファーマーズマーケットやマルシェが開催されていないか調べてみましょう。
数は少ないかもしれませんが、無農薬・有機栽培の農家さんが販売していることがあります。
無農薬の果物を揃えるのが難しい場合は「宅配サービス」が便利です。お試しキットですべて揃えることも出来るので上手く活用してみてくださいね。
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素材の洗い方
安全で無農薬な素材をそろえるのは大変です。
スーパーで買った素材でもしっかり洗えば問題ないので、農薬や汚れを落とす方法を知っておきましょう。
・界面活性剤不使用の農薬除去剤(貝や珊瑚など天然のアルカリ素材を使用したもの)
この2つを用意してましょう。
基本的にボールなどに水を入れてそこに上記のどちらかを入れてザブザブ洗うか、付け置きしてすすぐ感じです。水洗いよりも農薬を落とす事ができます。
具体例
素材 | 洗い方 |
ブドウなど房付きのもの | 水を張ったボウルに重曹などを溶かし、沈めて軽くゆするようにします。 |
硬い皮もの | 重曹を溶かした水を張ったボウルに5〜10分程浸けておきます。その後、手でゴシゴシとよくこするようにして洗います。 |
いちごなどの皮が薄いもの | 長時間水に浸けておくと水溶性のビタミンが溶け出してしまうので、重曹水を霧吹きしてさっと洗い流す方法も有効です。 |
葉物野菜 | つけ置き洗いが基本です。根元の泥などはよく洗い流します。重曹などを溶かした水に5分程度浸けおきしたあと、流水で洗い流します。 |
コールドプレスジュースの作り方
コールドプレスジュースはただ野菜やフルーツを入れて圧搾するだけで出来上がりますが、ちょっとした工夫をすることで上手に作ることが出来ます。
水分が多い素材と繊維質が多い素材を交互に入れる
野菜やフルーツには繊維が多いもの、水分が多いもの少ないもの様々です。
ごぼう・人参・かぼちゃなど繊維の多いものだけを入れるとしっかり圧搾できずジュースが出にくかったり、詰まりの原因になります。
そのため、水分の多いスイカ・リンゴ・ミカンなどを使用して、水分の多い素材、繊維質の多い素材を交互に入れてみてください。
逆に古い型のジューサーの場合は、水分量の多い素材だけを搾るとジューサー内部に液体がたまってしまうこともあります。その場合は繊維質の多い素材を入れるとよいでしょう。
以下の記事でスロージューサーを紹介していますので併せて読んでみてくださいね。
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コールドプレスジュースのおすすめ組み合わせ
生の人参には、アスコルビナーゼというビタミンCを破壊する酵素が含まれてます。この酵素は酸に弱いため、レモンなどの酸味の強い柑橘類と一緒に搾ることで、この酵素の働きを抑えることができます。
まとめ
まとめです。
・酵素が壊れず、効率的に栄養素が摂取できる
・ファスティング中に空腹になりにくく、継続しやすい
・ジューサーを購入する必要がある
・素材は新鮮で瑞々しいものを選ぶ
・作り方のコツは水分の多いもの、繊維の多いもので交互に入れる
ファスティングの成功には正しい知識で実践するのが大切です。
以下の記事で「自宅で出来る具体的なファスティングの実践方法」を解説しているので併せて読んでみてください。
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