「ファスティング=食べない」というイメージが強く、その他に注意することってあいまいなんですよね。
実際、身体に良いとされていることでも「ファスティング中はNG」だったりします。
でも、大丈夫です。
本記事ではファスティングコンサルタントが、ファスティング中のNG行動、気を付けるポイントを解説します。
ファスティング中に気を付ける事とは?NGな行動一覧
ファスティングは、固形物を食べずに水分補給のみで過ごし身体の細胞をリセット、老廃物や毒素を排出する効果があります。
ファスティング期間中に摂ってもいいものは?どの範囲までならいいのか?
ごはんを茹でた「お粥」は?
ミキサーで撹拌した野菜ジュースやスープは?
など、ファスティング初心者には明確な線引きが難しいと思います。
本記事では明確な基準を解説しつつ、ファスティング中に気を付けること、NG行動を具体的に紹介します。
ファスティング中に気を付ける基準
ファスティングは、主に消化器官を休めることで、体内酵素の浪費を避け、細胞のリセットやデトックスに集中できる体内環境を作ることです。
そのため、以下の4つが大切
・消化に負担を掛けない
・水分をたくさん摂る
・必要最低限の栄養を摂る
・ゆっくり休む
この基準をもとにファスティング期間を過ごせば安全で効果の高い結果を得られます。
次に具体的な例を紹介していきます。
ファスティング中に口にしていけない物
ファスティングの基準に「消化に負担を掛けない」がありましたね。
なので固形物はもちろんダメなのですが、少しでも消化に負担が掛かる「お粥」や「野菜スープ」「スムージー」もダメです。
形が無くなってドロドロだとしても、食物繊維や栄養素があるので、消化器官は「消化」「吸収」「排泄」を行います。
消化器官を完全に休めることにならないのでNG
・カフェイン
・乳製品、豆乳
・アルコール
・半固形のもの
砂糖が多く含まれているもの
・清涼飲料水全般
・市販のフルーツ・野菜ジュース
・スポーツドリンク
市販の飲み物には大量の「砂糖」が入っているので、ファスティング中には適さない飲み物です。
カフェイン
・コーヒー
・紅茶
・緑茶
カフェインを含む飲み物も避けましょう。カフェインは刺激物なので、ファスティングですきっ腹になった胃腸に強く作用してしまう可能性があります。
乳製品、豆乳
・牛乳
・ヨーグルト
・豆乳
牛乳は健康に良いイメージですが、アレルギーの最大の原因となっている研究結果が出ています。
また日本人は「乳糖」を分解することが不得意なので未消化で腸へ運ばれた牛乳が腐るという悪循環にもなります。
豆乳も毎日大量に飲むとホルモンバランスを崩すと言われているので、ファスティング中は避けましょう。
アルコール
・日本酒
・ビール
・焼酎
・ワイン
・ウイスキー
アルコールが体内に入り、分解するときにアセトアルデヒトという発がん性物質に変わります。
消化と代謝へ悪影響なのでファスティング中は一滴も飲まないようにしましょう。
半固形のもの
・お粥
・スムージー
・ヨーグルト
・ゼリー
・プリン
これまで解説した通り、固形物の消化、栄養素の消化吸収には酵素が使われるので、半固形だとしてもこれらを摂るのはNGです。
ファスティング中のNG行動
ファスティング中に行ってはいけない行動はこちら
・夜更かし
・長時間の仕事
・普段行わないような事
ファスティング中はリラックスして身体の声に耳を傾ける期間です。
自然の中をゆっくり散歩するなど、身体を動かしてリラックスするのはおすすめです。
しかし、息を切らすような激しい運動は危険です。
日頃から運動をしている方でも、身体はいつもと同じ状態ではないので思わぬ事故やけがに繋がるかもしれません。
ハードワークや夜更かしは身体の細胞のリセットの妨げになります。
また、普段行わないような事、イレギュラーなことは出来るだけ避けましょう。
ファスティング中は食事を摂らない分、フラフラしたり注意力が散漫になる人もいます。
なのでゆっくり過ごせる週末や連休に行うことが推奨されています。
ファスティングに適さない人
ファスティングは誰にでもおすすめできることではありません。
自分はファスティングを行ってもいいのか?しっかり確認したうえで取り組みましょう。
・妊婦
・極度に痩せている方
・特定に疾患を持っている方
16歳以下の子供
成長期の子供は栄養が必要です。ファスティングの必要性がそもそもないとも言えます。
もし両親と一緒に行いたいと言われた場合でも、半日ファスティングに留めて置きましょう。
妊婦、生理中
妊婦の場合も同様で、母子ともに栄養が必要な時期です。
もし食べ過ぎや糖尿病などの心配があれば、掛かりつけ医師へ相談しつつファスティングを検討してみてください。
生理中の場合もホルモンバランスが崩れていることがあるため、特に生理が重い方は注意です。
極度に痩せている方
ファスティングを行うと体重が減ります。それは体内の老廃物が排出されること、タンパク質や脂質が分解されることが理由です。
そのため、極度に痩せている人は危険な場合があります。
ファスティングは方法を間違えれば過食や拒食を引き起こす可能性もあるので、こちらも医師に相談しつつ検討してください。
特定に疾患を持っている方
以下の持病がある方はファスティングを行ってはいけません。
・脳梗塞の経験
・がん、悪性腫瘍
・なんらかの難病
・肝硬変
・肝炎
・腎不全
・やせ型の糖尿病
ファスティング中は血糖値が下がる、体内の毒素が一時的に体内を巡る、細胞が入れ替わるといった反応があります。
それらの影響で持病が悪化する可能性が高いため、ファスティングを行うべきではありません。
もし、どうしても行いたい場合は医師へ相談しつつ、ファスティング専門の機関へ相談して医師が近くにいる状況でファスティングが出来る環境を探しましょう。
上記に該当しない方でも、ファスティング中は通常のパフォーマンスが出せない場合や体調が悪くなることがあります。
お勤めの仕事が、危険な作業であったり操作操縦する仕事、人の命を預かる仕事をされている方は万が一ということも考えてファスティングを始めるタイミングをよく検討して行うようにしましょう。
まとめ
まとめです。
・水分をたくさん摂る
・必要最低限の栄養を摂る
・ゆっくり休む
・市販のフルーツ・野菜ジュース
・スポーツドリンク
・コーヒー
・紅茶
・緑茶
・牛乳
・ヨーグルト
・豆乳
・アルコール全般
・お粥
・スムージー
・ヨーグルト
・ゼリー
・プリン
・夜更かし
・長時間の仕事
・普段行わないような事
・妊婦
・極度に痩せている方
・特定に疾患を持っている方
ファスティングの成功には正しい知識で実践するのが大切です。
以下の記事で「自宅で出来る具体的なファスティングの実践方法」を解説しているので併せて読んでみてください。
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