そんな疑問をお持ちではないですか?
「病院でステロイド薬をもらって一時的に良くなっては再発を繰り返す」
「ホントに治るのかな?アレルギーだから仕方ないのかも?」
そう悩みながらも病院へ通い続けていませんか?
本記事ではファスティングをすることで起きる身体の変化、そしてアトピーとの関係について解説。
なぜアトピーが起きるのか?改善しないのか?どんな方法が効果的なのか?
幼少期から30年弱、「かゆみ」「湿疹」「アトピー」と一緒に生きてきた筆者が、ファスティングを行った体験談を踏まえた内容です。
・ファスティングの効果
・ファスティングとアトピーの関係
・おすすめのファスティング方法
・ファスティングの注意点
「ファスティングでアトピーが治るの?」効果と原因まとめ
厚生労働省の調べによると、現代の日本人は「子供から老人までの2人に1人がアレルギー体質」である。
と公表されています。
アトピーもこの「アレルギー」に該当していて、気が付けば何年も「アトピー」や「かゆみ」に悩んでいる方が増えています。
筆者も30年近くアトピー、花粉症に悩んでいました。
アトピーは生まれ持った「宿主因子」いわゆる遺伝、と「外的因子」生まれてから今までの生活の2つの要因があるらしく、
症状や重症度、アレルゲンの種類などたくさんの要素を考慮しなければいけない疾患です。
病院へ行ってもアトピーが完治しにくい理由はズバリ、
一人一人のアレルギー原因を調べて治療をしていないから。(時間やお金のこともあり現実的にそれが出来ないのは仕方ない)
どこの病院へ行っても、「ヒスタミン系の飲み薬とステロイドが渡される」が定番になっているのではないでしょうか。
個人的に「それってどうなの?」「治す気ないじゃん」「治療費がもったいない」と思ったのがファスティングに出会ったきっかけでもあります。
アトピーが起きる原因
厚生労働省の調べで確認されているアトピーの原因は以下の通り。
・食べ物のアレルギー
・菌、ダニ、ハウスダストのアレルギー
・洗剤、住居、薬のアレルギー
先天性の遺伝よりも後天的な生活によるアレルギーが大きく関係しているようです。
アレルギーが悪者のように見えますが、そうではありません。
アレルギーは免疫反応
アレルギーは菌やウイルスなど、外部異物から身体を守る「免疫反応」が過剰に出ている状況のこと。
過剰の反応である「アレルギー」について、世界的に免疫学者が研究をしていますが明確な答えが出ていないのが現状です。
「じゃあどうしようもないの?」
と、あきらめる必要はありません。
アレルギーが起きる「アレルゲン」を身体に摂りこまない、もしくは身体の内部で正しく処理できる環境を作ればいいんです。
食べ物によるアレルギー
いわゆる「食べると湿疹や吐き気が起きる重度のアレルギー」はもちろんですが、
そうでない日常的に食べている食べ物でもアレルギーを起こしている可能性があります。
アレルギーやアトピー持ちの方は総じて「腸」が弱っていることが多く、
腸の健康状態がそのまま肌や免疫力に関係しています。
腸が弱って炎症を起こしていると「腸もれ(リーキーガット症候群)」を起こしやすくなります。
この腸もれは炎症によって腸の中にスキマができ、そこから未消化の食べ物の栄養が流れ出てしまう現象。
通常であれば腸内で消化吸収された栄養が身体に運ばれるべきところが、
直接腸の外に漏れ出ることで、身体は異物と判断して強い免疫反応を起こします。
その結果、アレルギーとして身体全体の炎症に繋がる症状。
「自分に合う」を探すことが大切
では、どんな方法でアトピーを治したらいいのか?
明確な答えは無く、「自分の身体を知る」ことが大切です。
アレルギー検査をしてみる
まずはアレルギー検査をしてみるのがおすすめ。
内科や皮膚科ではアレルギー検査を受けることが出来ます。だいたい3,000円で約39品目のアレルゲンをチェックできます。
私のアレルギー結果はこんな感じで、「ハウスダスト」「ダニ」「スギ」が出ています。
食べ物では大好きな「豚肉」がNGでした。
ちなみに、この3年後にもう一度アレルギー検査を受けた結果、陰性に変わった物もあればアレルギーが強くなったものもあります。
なので身体の体質は変わり続けるので、定期的にアレルギー検査を受けることをおすすめします。
健康に良い食べものにも注意する
アレルギーには腸内環境を整えることが大切です。
腸内環境と整えるといえば「ヨーグルト」など発酵食品を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
でも、鵜呑みにしてヨーグルトばかり食べるのが正しいとは言えません。
日常的に食べる物でもアレルギーが起きやすい食べ物がたくさんあります。
・乳製品
・たまご
・豆乳(非加熱の豆類)
・添加物
これらはアレルギー検査でマークされなかったとしても、アレルギーの原因になりやすいため、食べ過ぎに注意が必要です。
ファスティングの効果
ファスティングの効果は大きく2つあります。
・デトックス
体質改善
ファスティングに深く関わりのある「酵素」について解説します。
人間の身体の中には「消化酵素」と「代謝酵素」があり、それぞれ違った役割ですが無くてはならない存在です。
「消化酵素」→食べ物を消化するもの
「代謝酵素」→細胞を作ったり、内臓や筋肉を動かすもの
ファスティングで食事制限をすることで、「消化酵素」の生成が少なくなり、その分「代謝酵素」の生成が活発になります。
その結果、細胞の入れ替わりが活発になることで体質改善に繋がると言われています。
デトックス
食事制限をすることで、消化器官の働きである「消化」「吸収」「排出」の内、
消化と吸収を休まり排出の働きが強くなります。
身体に溜まった「老廃物」や「毒素」を排出しようとします。
その結果、一時的に血中に「老廃物」や「毒素」が流れ出し、「好転反応」と呼ばれる体調不良が起きることもあります。
おもに「吐き気」「頭痛」「倦怠感」などです。
「ファスティングでアトピーが悪化した」というのも、
この好転反応で一時的に毒素が肌に影響した可能性が高く長期的に見れば改善に向かうことがほとんどです。
「老廃物」や「毒素」が溜まっているほど好転反応は強く出る傾向があるので、正しい知識を持ってファスティングに取り組む必要があります。
このように「体質改善」と「デトックス」だけでなく、食事制限によって「減量」も出来るのがファスティングのメリットです。
ファスティングとアトピーの関係
アトピーが起きる原因、そしてファスティングの効果を紹介しました。
では、ファスティングとアトピーの関係性について深堀していきます。
腸内環境を整える
アトピーの人は「腸」が弱いと紹介しました。
そのため、消化器官を休めて腸内環境を整えることがアレルギーを抑える一歩になります。
ポイントはこの6つ
・食べ過ぎない
・添加物は少な目に
・ストレスフリー
・タバコは最悪
・お酒は抑える
「よく見る健康ワードだな、そんなこと知ってるよ」
って書いてる筆者もそう思ってます。その気持ちを十分理解していますが、ホントに大切なので説明しますね。
消化器官が疲れて、炎症が起きるのは「消化不良」がほとんどです。
消化が大変なものばかり食べる、必要以上に食べることを繰り返えせば腸も元気がなくなります。
またタバコは血流を悪くし、害のある物質が多いため免疫と排出に労力が使われます。
ファスティングでは身体に必要な栄養素を摂りながら食事制限をするので、これらの問題をクリアしています。
たった一度でも効果がありますが、定期的に行うことで身体のリセットやデトックスが出来るので腸内環境を整えてくれます。
「アトピー」=「腸内環境が悪い」でしたね。
「腸内環境が良い」=「アトピーが改善」です。
食べる物、量を工夫する
ファスティングを正しく行うことで、食事や健康への意識も高まります。
「せっかく頑張って身体をキレイにしたから、汚さないように気を付けよう」という認識が生まれます。
添加物が多い加工品やお惣菜ではなく、地元でとれた無農薬の野菜、新鮮な果物を選びたくなるはず。
ファスティングで食べる量も少量になることが多いので、食べ過ぎて消化器官を疲労させてしまうことも避けられます。
合言葉は「消化に負担を掛けない」です。
本サイトでは食事やファスティングに関する記事をたくさん紹介しているので、
併せてチェックしてもらえればファスティングに関する知識どんどん吸収出来ると思います。
アトピーにおすすめのファスティング方法
アトピーの人におすすめのファスティング方法は?
・1日ファスティング
ファスティングには色んな取り組み方、方法があります。初心者の方はまず「半日ファスティング」「1日ファスティング」から取り組むことがおすすめ。
ファスティングは空腹感が辛い方も多いので、いきなり3日間や7日間のファスティングを行うのは危険です。
基本はフレッシュジュースや酵素ドリンクのファスティングドリンクを飲みながら行うのですが、
もし時間に余裕があるなら「ボーンブロス」を使ったファスティングがアトピーの方に向いています。
ボーンブロスファスティング
「ボーンブロス」とは「骨」を使ったスープです。
ファスティングドリンクにこの「骨スープ」を飲みながらファスティングを行うのが「ボーンブロスファスティング」です。
・腸の修復と炎症を抑える効果
・お肌、髪、爪、軟骨の成分が豊富
通常のファスティングよりも、腸の修復やお肌への良い効果が高いのがポイントです。
骨付き肉をコトコト煮込んで作るスープなので、ある程度まとまった時間がないと作るのは大変ですが、
筆者も何度も試して、良い体感があるのでホントにおすすめです。
ボーンブロスの作り方や詳しい取り組み方はコチラの記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
ボーンブロスを使ったファスティングについて興味がある。どんな効果があるのか?具体的な実践方法が知りたい! 「ファスティング」は色んな種類があって、正しい方法が分かりづらいですよね。 […]
ファスティングの注意点
アトピー改善に対してファスティングが効果的なことを紹介しましたが、
ファスティングは間違った方法で行うと危険も多いです。
ファスティングを行う上での注意点はコチラ
・好転反応に注意する
・終わった直後にドカ食いしない
・異変があったら中断する
ファスティングは食事制限の日数以外にも「準備期間」と「復食期間」があります。
「準備期間」→食事制限に向けて準備する日
「復食期間」→徐々に食事を戻していく日
この日数を用意せずにファスティングを行うと効果が半減するだけでなく、辛い空腹感や好転反応が起きるかもしれません。
また「好転反応」には種類があり、どんな体調不良が起きるかわかりません。
日頃は問題なく出来ることも、ファスティング期間はフラフラして危険なこをもあります。
危険作業や車の運転、人の命を預かる仕事をしている人は注意が必要です。
最後にファスティングが終わってからの注意として、ドカ食いしないようにしましょう。
達成感と解放感で好きなものをたくさん食べてしまうと消化器官がびっくりしてしまいます。
最悪の場合、腸閉塞になって病院へいくことになるかもしれないので復食期間をしっかり取りましょう。
まとめ
「ファスティングでアトピーが治るの?」効果と原因まとめについて解説しました。
筆者自身、30年近くアトピーと一緒に生きてきてステロイドが手放せませんでしたが、
たまたま試したファスティングでアトピーが大きく改善し、
どんどん調べてファスティングコンサルタント、腸育コンシェルジュの資格を取得するほどのめり込みました。
筆者の場合はファスティングが合っただけかもしれませんが、この体感を同じように悩んでいる方の役に立てば幸いです。
ファスティングの成功には正しい知識で実践するのが大切です。
以下の記事で「自宅で出来る具体的なファスティングの実践方法」を解説しているので併せて読んでみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。